とかく此の世は生きづらい

初見プレイでハードモードを選んでしまった末路

 

全く持って難易度選択した覚えがないのだからひどい話である。

そして自分の人生がハードモードだと気づいた時にはもう遅い。

 

仕事にも多少の慣れが出て機械的に平日に会社に行くこと自体はまぁ無感情に行うことが出来るようになってきた。

 

しかし今度は別の問題がでるもので、「いったい俺は給料分の仕事が出来ているのか」

という言ことだ。

 

まぁ単純に言って出来ているわけがない。

全く業界に関して無知であった私がたった三ヶ月程度で利益を出せるほどイケイケな業界でもない。

そもそも利益の出し方がわかっていない。

 

そりゃモノかって売れば利益はでますよ。

商社ですもの。

 

しかし全くビジョンが見えない。

斜陽産業。ほっといても勝手に依頼が来て勝手に売れるわけがない。

 

別に斜陽産業じゃなくたってそうだ。

しかし今業界に残っているような人達はそれを経験している人達。

もはや勝ち逃げ状態。

今売っている商品は何年も前に開発された商品。

新規獲得は一体どうすればできるのか。

 

そもそも俺は何をすればいいのか。

新規開拓なのか。

ルートで既存の顧客相手に新規アイテムの提案なのか。

 

おそらくは後者であるのだが。

新規アイテムっていってもそんな頻繁には無いし売れなきゃなんともならん。

興味はあるが売れる気がしない

結局は値段。

安物は日本で作ってられないから、付加価値つけまくり。

 

俺そんなもん買わんし。

買う人の気持ちなんかわからん。

 

まぁそれはどうでもいいんだ。

 

この利益を出さない社員を抱えるコストのことを考えると死にたくなる。

行動に対する支払いが多すぎる。

正直いる意味を感じない。

居なくても会社は回る。

対して違わない。

何故雇った。

 

働かずに金が欲しいとは言ったがそういう意味ではない。

 

俺の初期設定値を間違えたのか育成値が異常だったのかは知らんが

とかく俺は人から奢られたりすると委縮するタイプなのだ。

「人の金で焼肉食べたい」

とかネットではよく見るが、確かに無料で焼肉を食べられればうれしい。

だがそこに間違いなく俺は遠慮し、配慮し、いまいち満足感を得られない。

 

思えば小さい頃から親の財布の中身を気にするタイプだった。

気にせざるを得なかった。

 

自分で自分の金で自由に食べた方が数段満足ができる。

そういう性格なのだ。

 

だからこそ現状が許せない。

自分の価値が見いだせない環境に居ながらも金を貰うという行為に委縮しか感じない。

 

今後数年で利益出せるようになればいいが、この斜陽産業で頭をひねって何とか売り上げを伸ばせる才能が俺にある気がしない。

 

こんなことならブラック企業の方が向いている。

根っからの奴隷精神なのである。

 

そもそもホワイトカラーが向いてないのかもしれない。

 

工場や配達員などは明確に仕事がわかる。

数ヶ月もすれば一通りの流れを覚えて仕事ができて、会社のためになっているだろうことが認知できる。

 

バイトなどでもそうだ。

賃金は少し低いと思っているぐらいが俺にはちょうどいい。

 

もっと堂々とした精神が欲しかった。

ってか働かなくてもいいだけのたくわえが欲しかった。